女子プロゴルファー・岸部桃子選手は、震災による避難生活という大きな逆境を乗り越え、
プロテスト一発合格を果たした不屈のプレーヤーとして知られています。
2025年シーズンはシード復帰こそ逃したものの、ホールインワン達成やクラブの進化に挑む姿勢が話題となり、32歳を迎える今も成長を続けています。
地元・富岡高校ゴルフ部で培った強さと絆を武器に、来季の飛躍が期待される注目選手です。
1. 最新状況(2025年12月)
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2025年シーズン:賞金ランキング107位・メルセデス113位
→ シード復帰はならなかったものの、QTを経て来季の出場権を目指す粘り強い姿勢は健在。 -
ホールインワン達成(2024年ソニー日本女子プロ)
→ キャリア初のエースで会場を沸かせ、メディアにも大きく取り上げられる。 -
32歳を迎える節目のシーズン
→ 「30代からもう一度強い自分を作る」と公言しており、
調整量は若い世代にも負けないほど。
2. プロフィール・プレースタイル
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生年月日:1993年12月25日
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出身地:福島県いわき市
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出身校:福島県立富岡高校(スポーツ強豪校)
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強み:曲がらないフェアウェイキープ率、研究熱心なクラブチョイス
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性格:穏やか&探求型、失敗しても表情を変えず淡々とリカバリーするメンタルの強さが特徴
特に近年は新製品テストに積極的で、技術革新を恐れないアップデート型選手。
3. 東日本大震災からの復活(不屈のプロテスト合格)
岸部選手を語るうえで欠かせないのが 2011年・東日本大震災。
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富岡高校は原発事故区域となり、 練習クラブも置いたまま避難
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ゴルフ環境がゼロに
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サテライトキャンパスに転校し、打ちっぱなし場を転々として練習継続
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翌2012年にプロテスト一発合格
→ この逆境を乗り越えた事実は、ファンに芯の強い選手として深く刻まれている。
4. 主な戦績
| 年 | 出来事 | 詳細 |
|---|---|---|
| 2016年 | ステップ・アップ初優勝 | 九州みらい建設グループレディース |
| 2021年 | ステップ2勝目 | ツインフィールズレディース |
| 2022年 | 初シード獲得 | レギュラーツアーで躍進 |
| 2023年 | 自己最高2位 | 伊藤園レディスで優勝争い |
| 2024年 | 初ホールインワン | 日本女子プロ選手権 |
| 2025年 | シード復帰はならず | 来季再挑戦へ |
🔧 5. 最新クラブセッティング(2025年ベース)
※岸部選手は クラブ契約フリー のため、複数メーカーをミックスして使用する傾向があります。
以下は2025年ツアーで確認されている最新のセッティング情報を再構成したものです。
【ドライバー】
キャロウェイ Paradym Ai Smoke(ロフト10.5)
シャフト:グラファイトデザイン Tour AD GC(S)
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2025シーズンから採用
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260ヤード以上を記録する飛距離アップの要因
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「振り抜きの軽さと叩ける挙動が好み」と本人がコメント
【フェアウェイウッド】
キャロウェイ Ai Smoke フェアウェイ
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5Wの安定性がとくに高く、ハザード手前に置く戦略が得意
【ユーティリティ】
PING G430 ハイブリッド(22°・26°)
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ミスに強いという理由で長く愛用
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グリーン手前の花道からでも高さを出せる
【アイアン】
ミズノ JPX923 Forged(#6〜P)
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日本人女性に合う重心設計で、番手間の距離感が安定
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2023年〜継続使用
【ウェッジ】
タイトリスト Vokey SM9(48°/52°/58°)
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九州みらい建設レディース優勝時からの愛用ブランド
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スピンの安定が魅力で、アプローチの武器
【パター】
オデッセイ Tri-Hot 5K
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ストローク安定型
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まっすぐ引いてまっすぐ出す機械のような動きが特徴
🏫 6. 富岡高校ゴルフ部の絆
■ 震災で一度はバラバラになった仲間たち
富岡高校ゴルフ部は震災により学校が避難区域となり、
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部員は全国各地に散り散り
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合宿も大会も中止
という状況に。
■ 「どこにいても富岡の仲間」
監督・部員同士はLINEグループを作り、
「どこに避難しても、同じゴルフ部だ」
と励まし合っていた。
岸部選手自身も、
「富岡ゴルフ部で学んだのは、諦めないこと」
と語っている。
■ 現在でも続く富岡ファミリー
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毎年オフに地元へ戻り後輩指導
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同期との交流は途切れず
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富岡高校後輩プロ達からも「憧れの先輩」と慕われる存在
→ 彼女のメンタルの強さは、まさに富岡魂の象徴。
💡 豆知識
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休日は地元いわき市の温泉に行き、身体のケアを欠かさない
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スイング動画研究が大好きで、選手・ツアープロの解析データも見る理論派
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好物は「おにぎりと豚汁」
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ボールは ブリヂストン TOUR B XS を愛用
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ティーショット時のルーティンは「深呼吸 → 空への確認」
→ 震災後に身に付いた落ち着く儀式として今も継続
✨ まとめ文
岸部桃子選手は、震災による避難生活という過酷な経験を乗り越え、
プロテスト一発合格を果たした不屈のゴルファーです。
技術の探究心が強く、最新クラブを積極的に取り入れながら飛距離と精度を進化させています。
富岡高校ゴルフ部で育まれた仲間との絆は、彼女の大きな支えであり、
逆境でも粘り強く立ち上がる原点でもあります。
30代を迎えた岸部選手のゴルフはますます円熟し、初優勝に向けた期待は高まるばかりです。
来季の戦いからも目が離せません。


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