甲本雅裕:日本映画界の宝、実力派バイプレイヤー・脇を固める名優から主役級の存在へ

#俳優

兄にミュージシャンの甲本ヒロトを持つ俳優、甲本雅裕さん。

穏やかな人柄と、どんな役柄にも自然に溶け込む確かな演技力で、
日本のドラマや映画に欠かせない存在として活躍しています。

今回は、知られざる彼の俳優としての軌跡や、作品の裏側にある努力についてご紹介します。

兄弟・家族構成

甲本雅裕(こうもと まさひろ)さんは1965年6月26日、岡山県岡山市に生まれました。

実兄はミュージシャンの甲本ヒロトさん(THE BLUE HEARTS、THE HIGH-LOWS、
ザ・クロマニヨンズのボーカル)として有名で、兄弟そろってエンターテインメントの
世界で活躍している点も大きな特徴です。

幼少期は兄と共に自由奔放に育ち、芸術的なセンスを磨いていきました。

地元情報

岡山県岡山市は「晴れの国」と呼ばれるほど温暖な気候に恵まれた土地です。
昔から城下町として文化が発展し、教育熱心な家庭も多い地域でした。

甲本さんはこの環境で育ち、落ち着いた雰囲気と地に足の着いた人柄を身につけました。

今も地元を大切にしており、岡山を舞台にした作品や地域イベントに
積極的に参加することもあります。

学生~芸能までの軌道(年号付き)

  • 1980年代前半(高校時代)
    岡山で学生生活を送りながら映画や舞台に興味を持つ。

  • 1988年(23歳)
    同志社大学卒業後、サラリーマン生活を経験。安定した職業を持ちながらも俳優を志す。

  • 1990年(25歳)
    劇団「第三舞台」に入団。鴻上尚史氏のもとで舞台表現を学び、役者として本格始動。

  • 1990年代
    舞台での経験を経て、ドラマや映画にも進出。存在感のある演技で注目を浴びる。

  • 2000年代
    『踊る大捜査線』シリーズなど人気作品に出演し、名バイプレイヤーとしての地位を確立。

  • 2010年代
    刑事ドラマや社会派作品で主要キャストを務めることも増え、多彩な役柄に挑戦。

  • 2020年代
    円熟味を増し、舞台・ドラマ・映画を横断しながら活躍を続けている。

裏ワザ・豆知識

甲本さんは役作りの際に「役柄の一日のルーティンをノートに書き出す」習慣を持っています。
これにより役の生活感や人間味が増し、演技がより自然になるのだそうです。

また、撮影の待ち時間には必ずストレッチを行い、体を柔らかく
保つことを心掛けているといわれています。

ファンの口コミ

  • 「甲本さんが出ていると作品に安心感がある」

  • Masahiro Komoto brings authenticity to every role, even in supporting parts.

  • 「刑事役も悪役も、自然体で演じ分けられるのがすごい」

世界への寄付活動など芸能以外の活動

甲本さんは震災復興チャリティーや地域文化イベントに積極的に参加してきました。
特に東日本大震災以降は俳優仲間と共に被災地を訪れ、演劇を通じた交流や支援活動を行いました。また、地元岡山での文化振興活動にも関わり、次世代育成に貢献しています。

出演番組年表

  • 1997年:ドラマ『踊る大捜査線』シリーズ(袴田健吾役)

  • 2000年代:サスペンス・刑事ドラマに多数出演

  • 2010年:NHK大河ドラマ『龍馬伝』出演

  • 2015年:ドラマ『下町ロケット』出演

  • 2020年代:映画『峠 最後のサムライ』など時代劇にも出演

映画・ドラマ出演歴

  • 映画『踊る大捜査線 THE MOVIE』(1998年)

  • 映画『交渉人 真下正義』(2005年)

  • ドラマ『踊る大捜査線』シリーズ

  • ドラマ『龍馬伝』(2010年)

  • ドラマ『下町ロケット』(2015年)

  • 映画『峠 最後のサムライ』(2021年)

全活動年表(国内外)

  • 1990年:劇団「第三舞台」に入団し俳優活動開始

  • 1990年代:舞台からドラマ・映画へ活動拡大

  • 2000年代:『踊る大捜査線』シリーズで人気を獲得

  • 2010年代:大河ドラマや社会派作品に出演

  • 2020年代:ベテラン俳優として円熟した演技を披露

海外ファンの声

  • I saw him in Odoru Daisousasen, and his acting felt so real. He’s underrated internationally.

  • 「海外の日本映画ファンからも『実力派で安心できる存在』と評価されている」

代表作・役柄解説

代表作のひとつは『踊る大捜査線』シリーズ。

甲本さん演じる袴田健吾は、正義感あふれる刑事でありながらどこか人間臭さを感じさせる
キャラクターで、作品にリアリティを与えました。

また『龍馬伝』では坂本龍馬を支える人物を演じ、時代劇でも存在感を発揮しました。
幅広い役柄に挑み続ける姿は、多くの俳優の手本となっています。

未発表エピソード(裏話集)

『踊る大捜査線』撮影時、甲本さんは刑事役をリアルに演じるため、
実際に警察署を訪れて取材を行ったといわれています。

その際、署員から「本物の刑事に見えますね」と言われたことが励みになったそうです。

また、共演者からは「現場で一番落ち着いている人」と評され、
若手俳優の相談に乗る兄貴分的な存在だったとも伝えられています。


まとめ文

俳優の甲本雅裕さんは、兄にミュージシャンの甲本ヒロトを持つ、
日本を代表する名バイプレイヤーです。

大学卒業後にサラリーマン生活を経て、演劇の世界に飛び込んだ異色の経歴を持ちます。
劇団「第三舞台」で培った確かな演技力は、映像の世界でもすぐに開花。

特に『踊る大捜査線』シリーズで演じた袴田刑事役は、多くの人々に知られる代表作となりました。

刑事や医師、時にはコミカルな役柄まで、作品にリアリティと人間味を与える彼の演技は、
観客に深い安心感を与えます。

役作りのために徹底した役柄研究を行う真面目さと、現場で周囲を和ませる温かい人柄は、
多くの共演者やスタッフからも慕われています。

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