佐賀県出身の山崎香奈アナウンサーは、地元・佐賀で育ち、佐賀西高校から北九州市立大学経済
学部経営情報学科へと進みました。
大学時代は川上政行氏の福岡アナウンススクールにも通い、学生のうちに
現場型のトレーニングを重ねます。
卒業間際に鹿児島読売テレビ(KYT)の契約アナ内定を得て、2013年に入社。
地域スポーツや生活情報の現場で鍛えられた足で稼ぐ取材姿勢は、
この頃に確立されたといえるでしょう。
KYT時代〜TVQ九州放送までの歩み
KYTでの経験
KYT時代は、スタジオ進行だけでなくロケや応援企画なども担当。
ライブ感のある現場で、情報を整理して短い尺に落とし込む技術を磨きました。
TVQ九州放送への転身
2017年3月にKYTを退社後、2018年10月にTVQ九州放送へ入社。
まずは報道記者として現場に入り、のちにアナウンサーに転身します。
記者視点を持ったキャスターという稀少な立ち位置は、ニュースを伝えるだけでなく
掘り下げる力につながっています。
『テレQニュースPLUS』メインキャスター就任
節目は2024年4月。
夕方の情報ニュース『テレQニュースPLUS』(月〜金16:30)の
メインキャスターに就任しました。
番組の公式ページには「取材をして伝えることを大切に」と掲げられており、
原稿読みだけに寄らないフィールド発の視点を番組の核に据えています。
家族と育児のエピソード
2019年に結婚、2021年に第1子(女児)を出産。育休を経て2022年に復職しました。
インスタグラムの自己紹介にも「女の子ママ」と記し、仕事と子育てのリアルを時折共有。
母としての視点が、子育て・教育・地域福祉といったテーマの伝え方にも奥行きを与えています。
地元佐賀とのつながり
出発点である佐賀との結びつきも強く、佐賀西高校で培った基礎力や北九州市立大学での
情報処理・経済視点は、地域課題を数字や制度から読み解く現在の語り口に直結しています。
佐賀から鹿児島、そして福岡へ九州内で積み上げた経験値は、文化圏の違いへの感度や
言葉の選び方にも現れます。
キャスターとしての強み
現場感覚を持つ進行
取材で得た一次情報を、短時間で整理し視聴者にわかりやすく伝える力が強みです。
ながら視聴の多い夕方帯でも、要点を逃さず届けるコメント技術があります。
SNSでの節度ある発信
私生活は必要最小限の範囲で公開し、ニュース告知や番組情報を中心に発信。
報道に携わる者としての信頼感を維持しています。
卒業後の出演番組年表(放送日・役割付き)
年/時期 | 番組名・媒体 | 放送日/期間 | 役割・内容 |
---|---|---|---|
2013年4月~2017年3月 | 鹿児島読売テレビ(KYT) | – | 契約アナウンサーとして入社。「ユナイテッド魂」「ユメイロ@ネット」などの生放送や応援番組を担当 |
2018年10月~(記者時代) | TVQ九州放送 | – | 報道記者として報道全般を取材・報道 |
~2024年3月 | TVQ九州放送 | – | アナウンサーとして「ふくおかサテライト」「ふくサテ!」でリポーター出演 |
2024年4月1日~ | テレQニュースPLUS | 平日 16:30–16:54 | メインキャスターとして 夕方ローカルニュースを担当 |
主に週末 | テレQニュース(代替番組) | 土日 17:25–17:30 | 『PLUS』休止日の代替ニュース番組として 出演 |
その他 | ラジオ朗読など活動 | 不定期 | 社会人朗読番組・イベント多数出演 (詳細はSNSなどで紹介) |
今後の注目ポイント
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『テレQニュースPLUS』の看板化
事件・事故だけでなく、物価・医療・防災・子育て支援など
生活密着型テーマの特集強化が期待されます。 -
九州域内連携報道
九州各県の課題を広域視点で取り上げ、越県テーマを扱うことで存在感がさらに
高まる可能性があります。
まとめ
山崎香奈アナは現場を知るキャスターです。
佐賀で育ち、鹿児島で鍛え、福岡で花を咲かせる。
ニュースはもちろん、生活に役立つ情報を、曖昧さを残さず的確に伝える力があります。
母として、記者として、キャスターとしての三つの視点を活かし、
地域ニュースの質を底上げしていく存在として今後の活躍が注目されます。
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