1. 兄弟・家族
● 家族構成とルーツ
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父:広東省梅県区(中国本土)の客家人
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母:台湾先住民族タイヤル族
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父母ともに異なる文化背景を持つため、幼少期から漢語(北京語)と台湾語の
バイリンガル環境で育つ。
● 幼少期の思い出
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生まれ故郷・台中県豊原市(現・台中市豊原区)では、父母と姉妹で頻繁に近郊の
山や川へピクニックに出かけ、自然と触れ合う日々。 -
小学校では放送委員、中学では生徒会役員を務めるなど、人前で話すことや
まとめ役を自然と体得。
● 親子の絆
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2008年、外反母趾の手術で一時休業する際には、家族が台湾の病院に付き添い、
長女のように支えたというエピソードも。 -
結婚後も「家族第一」を貫き、仕事と育児を両立。2015年に誕生した長男とは、
週末には故郷・台湾の田舎で伸び伸び遊ぶ時間を大切にしている。
2. 芸能までの道のり
◆ ステージ0:美少女コンテスト優勝(1990年)
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15歳で台湾CTSテレビの「台湾美少女芸能コンテスト」に応募し、グランプリを獲得。
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以降、歌手・モデル・タレントとしてデビューの足掛かりを掴む。
◆ 少女隊での歌手デビュー(1991年)
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小虎隊の妹分ユニット「少女隊」の一員として、『我的心要去旅行』ほか2枚の
アルバムをリリース。 -
キャッチーなポップナンバーで台湾国内のティーンに絶大な支持。
◆ 香港映画進出(1994–1995年)
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1994年、主演映画『ビビアン・スーの恋しくて…』で香港デビュー。
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続く台湾公開作『天使の戯れ』シリーズなどで女優としても高い評価を獲得。
◆ 日本進出&バラエティレギュラー(1995–1999年)
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写真集『Angel』で日本上陸(1995年)
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台湾版『天使心』の日本語版をリリースし、一気に日本の週刊誌グラビアへ登場。
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『ウリナリ!!』レギュラー出演(1996–1999年)
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日本テレビウッチャンナンチャンの”人気バラエティで、
天然キャラ&語学力を武器に大ブレイク。
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ブラックビスケッツ加入&Timing大ヒット(1997–1998年)
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ウリナリ発のユニット「ブラックビスケッツ」で『Timing』が
オリコン初登場2位、累計200万枚超え。 -
1998年にはポケットビスケッツ&ブラックビスケッツ
名義で紅白初出場&新人ゴールド賞受賞。
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◆ アーティスト/声優としての深化(2000–2005年)
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The d.e.p.(2001年):
佐久間正英らとバンド結成、アルバム『地球的病気』を発表。 -
Vivian or Kazuma(2003年):
元SIAM SHADE・遠藤一馬とユニットを組み、『ガンダムSEED』主題歌を担当。
さらにアニメ本編で声優デビュー。
◆ 学びとライフシフト(2006–2014年)
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外反母趾手術と復帰(2006年):
主演映画『靴に恋する人魚』プロモ中に手術を経験。療養期間も作詞・執筆に打ち込む。 -
米国留学&MBA取得(2007年–2008年):
約2ヶ月の語学留学を経て帰国後、世新大学で経営学修士(MBA)を修了。 -
国際舞台でもマルチ活躍:
上海万博主題歌、香港・中国映画祭への参加など、国境を越えた活動を継続。
◆ 再び日本で歌唱&最新活動(2010–2023年)
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『くるねこ』主題歌で再始動(2010年):
日本アニメに返り咲き、『Beautiful Day』『NICE AND NAUGHTY』をリリース。 -
映画&音楽特番出演:
『コンフィデンスマンJP プリンセス編』(2020年)、『ベストアーティスト』
20年ぶり歌唱(2022年)など。 -
私生活の変化:
2014年シンガポール人実業家と結婚、翌年長男出産。2023年に離婚を公表。
3. 地元・台中(豊原)の情報
◆ 豊原の見どころ
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霧峰林家花園:
客家文化を感じさせる邸宅庭園。 -
豊原公園:
地元民の憩いの場。ビビアンも幼少期に家族とお弁当を楽しんだ思い出が。
◆ グルメガイド
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客家料理:
豚肉・野菜を塩漬けにした「鹹豬肉(シェンジューロウ)」が名物。 -
夜市ストリートフード:
夜市の小籠包/臭豆腐など、台湾定番グルメが手軽に味わえる。
◆ アクセス&旅のTIP
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台中駅からバスで約30分、またはタクシーで約20分。
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台中高鉄(新幹線)利用で台北から約1時間。台中市中心部から日帰りで訪問可能。
まとめ
ビビアン・スーさんは、天使”の愛称通りのキュートなルックスだけでなく、歌手・女優・作詞家・MBAと多岐にわたる才能を発揮。
台湾・香港・日本を縦横に駆け抜け、常に新しい挑戦を続ける彼女の原動力は、家族と故郷への
深い愛情にあります。
次回は、彼女の最新インタビューとプライベートSHOTをお届け予定。お楽しみに!
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