1975年1月1日、熊本市に生まれた尾田栄一郎氏は、父の油絵趣味の影響で
幼少から絵を描くことを楽しみました。
4歳で藤子不二雄Ⓐの『怪物くん』を読み、漫画家を志したという逸話を持ち、
現在も『ONE PIECE』を連載し続け、累計5億5000万部を突破(2025年時点)するなど、
世界中で愛される作品を生み出しています。
兄弟と学生時代
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家族構成:
公表は少ないが、幼い頃から両親と兄弟姉妹に囲まれ、創作への理解を得ながら育つ。 -
サッカー部での経験:
小学5年からサッカー部に所属し、チームの団結や友情を漫画に描く原点を得る。 -
中学・高校時代:
中学2年から本格的に漫画制作を開始。高校1年でサッカー部を退部し、
漫画一本に専念。高文連でポスター入賞など美術的才能も発揮。 -
投稿デビュー:
東海大付属熊本星翔高2年時にWANTED(ペンネーム月火水木金土)で手塚賞準入選。
翌年『一鬼夜行』でホップ☆ステップ賞入選を果たす。
アシスタント時代とデビュー前夜
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大学中退:
九州東海大学工学部を1年で中退し、漫画家への道を決意。 -
アシスタント修行:
甲斐谷忍・徳弘正也・和月伸宏らのもとで原画を磨き、
海賊読み切り『ROMANCE DAWN』を制作。
『ONE PIECE』連載と快進撃(1997~2000年代前半)
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1997年:
『週刊少年ジャンプ』34号で『ONE PIECE』連載開始。海賊冒険譚は瞬く間に読者を虜に。 -
1999年:
テレビアニメ化決定、ルフィの冒険が全国ネットで放送開始。 -
2002年:
劇場版『珍獣島のチョッパー王国』同時上映短編『夢のサッカー王!』で声優出演。 -
2007年:
鳥山明氏とのコラボ読切『CROSS EPOCH』掲載。
劇場版・記録更新と休載・復帰(2009~2023年)
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2009年:
『FILM STRONG WORLD』で物語原案・デザイン・製作総指揮を担当し、
48億円興収を記録。 -
2010年:
エピソード大区切りで4週休載し家族旅行。休載分も多くは執筆に費やす。 -
2012年:
集英社公式展覧会『ONE PIECE展』監修、『FILM Z』
総合プロデューサーとして68.7億円興収。 -
2013~14年:
健康上の理由で数度の休載を挟みつつ連載続行。 -
2015年:
ギネス記録認定「最も多く発行された単一作家コミックシリーズ」。 -
2016年:
熊本地震復興支援に8億円寄付。鉄道ラッピングやイベント協力で地域貢献。 -
2018年:
熊本県民栄誉賞受賞。 -
2023年:
目の手術による休載後、再び創作への情熱を示す。
執筆姿勢と人生観
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少年漫画の原則:
殺人や直接的暴力は極力避け、戦い後の宴を描く独自ルール。 -
キャラクター重視:
キャラのシルエットが決まった瞬間を最も喜び、性格は描写中に発見。 -
執念のストーリーテリング:
見せ場を先に発想し、残りを繋いでいく方法。 -
読者への挑戦:
毎週必ず意表を突く展開を盛り込む。 -
ラストまでのビジョン:
連載前から結末を決定。物語の盛り上がりを最優先。
豆知識
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67巻初版405万部は日本最高記録。
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ギネス世界記録認定の累計発行部数5億5000万部超。
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連載初期は週5日、1日12時間以上の執筆。
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WANTED! 準入選から3年で連載デビュー。
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香川真司ら著名人とプライベート交流がある。
裏ワザ
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投稿時代のネーム量産:
ボツ作も含め原稿を数百ページ描く修行。 -
海賊設定の原点探索:
『小さなバイキングビッケ』を読み返して構想を練る。 -
執筆リズム管理:
家族旅行でリフレッシュしながら長期連載を維持。 -
展覧会監修術:
自作品の世界観と読者体験の両立を徹底。 -
地域貢献連動:
地元熊本への支援活動を作品と連動させファンを巻き込む。
口コミ
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麦わらの一味と共に育った世代です
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毎週の展開に驚かされ続けています
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熊本支援の心意気に感動しました
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香川真司とのエピソードが意外すぎる!
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最後まで追いかけたい唯一の連載漫画
尾田栄一郎氏は、少年期の夢を原点に掲げ続け、海賊の冒険と友情を描きながら
世界を熱狂させています。
今後も彼の描く新たなエピソードに期待が高まります。
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