2025年 講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 ダイジェスト|各階級の激戦・五輪有力候補

#柔道

 

 

国内柔道界における重要なターニングポイントとなった2025年の講道館杯。

11月1日–2日、千葉ポートアリーナにて実施された本大会では、東京五輪・パリ五輪を越えて、
次のワールドステージである2028年ロサンゼルスオリンピック(LA五輪)を見据えた
有力候補たちの戦いが白熱しました。

本記事では「ポイント・接戦のあった階級」「次代へ向けた有力選手」「各階級の注目場面」を
整理し、柔道ファン必見の大会総括としてまとめます。

各階級ポイントハイライト

女子48kg級~78kg超級

  • 48kg級優勝は 原田瑞希(日本大学4年)で、混戦を制した初V。
    → ポイント:若手台頭。大学4年生の原田が優勝し、次代のエース候補として浮上。

  • 52kg級優勝は 坪根菜々子(自衛隊体育学校)/準優勝に福永葉子(筑波大2年)という
    対抗構図。
    → 接戦の裏側:大学2年生の福永が準Vし、次世代の競争が激化。

  • 57kg級優勝は 大森朱莉(JR東日本)/準優勝 白金未桜。
    → ポイント:社会人選手が堅守した階級で、大学生世代のアタックも増加傾向。

  • 63kg級優勝は 山口葵良梨(パーク24)/2年ぶりの栄冠。
    → 接戦:階級の厚み増加。経験者と若手のせめぎ合いが顕著。

  • 70kg級優勝は 池絵梨菜(国士舘大柔道クラブ)/大学2年生の田嶋海佳らが挑戦。
    → ポイント:大学枠の台頭目立つ階級。将来性高し。

  • 78kg級優勝は 梅木真美(ALSOK)/田中伶奈らとの戦い。
    → 接戦:土台の厚い階級で、勝ち上がりに僅差続出。

  • 78kg超級優勝は 素根輝(パーク24)復活V。
    → ポイント:ケガからの復活劇。五輪代表争いにも影響必至。

男子60kg級~100kg超級

  • 60kg級:優勝は 近藤隼斗(パーク24)/準優勝 中村太樹。
    → ポイント:階級の新勢力が台頭。近藤選手の一本勝ちも話題。

  • 66kg級:優勝は 服部辰成(東海大3年)/準優勝 關龍聖(専柔会)と
    小野日向(日本体育大3年)。
    → 接戦:大学選手が上位を占め、将来の主役に。

  • 73kg級:優勝は 田中龍雅(筑波大)/準優勝 内村秀資(自衛隊体育学校)。
    → ポイント:体格・技術とも進化。五輪階級の争いが熾烈。

  • 81kg級:優勝は 北條嘉人(パーク24)/準優勝 小原拳哉(パーク24)
    → 接戦:同団体対決もあり、チーム内競争が見えた。

  • 90kg級:優勝は 徳持英隼(京葉ガス)/準優勝 中村俊太(センコー)。
    → ポイント:体重級上位が揃い、戦略・体力が鍵。

  • 100kg級:優勝は 植岡虎太郎(日本製鉄)/準優勝 増地遼汰朗(京葉ガス)。
    → 接戦:巨体級でも一本勝ちが増加。攻撃型優勢。

  • 100kg超級:優勝は 斉藤立(ジャパンエレベーターサービスHD)復活。
    → ポイント:手術・長期離脱からトップ復帰。五輪代表争いに大きな影響。

ロサンゼルス五輪有力候補と展望

本大会の優勝・好成績者は、2028年LA五輪へ向けた日本代表ブレークスルーを示す指標に。
特に注目すべき選手:

  • 素根輝(女子78kg超級)…復活優勝で五輪代表有力。

  • 斉藤立(男子100kg超級)…手術からの復帰戦でのVはインパクト大。

  • 山口葵良梨(女子63kg級)…2年ぶりの優勝で安定感増。

  • 近藤隼斗(男子60kg級)…若手ながら技術・精神力両面で頭角。

これらの選手は、国際舞台での経験・メンタル成熟・階級内戦力の厚さを背景に、
五輪代表入りだけでなくメダル獲得も視野に入ると言えます。

接戦・裏読みポイント

  • 多くの階級で大学・社会人・若手がせめぎ合い、世代交代の兆し。

  • 一本決着・技あり決着が増加し、攻撃型柔道が勝利を呼び込む。

  • 技術だけでなく体格・コンディション管理が勝敗の鍵に。

  • 五輪代表争いの視点から、本大会は出場・優勝が選考材料に。

まとめ

2025年の講道館杯は「世代交代」「攻撃型柔道の台頭」「五輪へむけた逸材の可視化」という
3つのトレンドが鮮明になった大会でした。

国内最強を決めるこの舞台で勝ち切った選手たちは、LA五輪への道を確実に一歩前へ進めています。

今後、国際大会での活躍がさらに求められます。
柔道ファンとして、これらの選手たちの次なる戦いに注目です。

 

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