鷲尾伶菜・家族構成と幼少期の音楽的原体験・応募前夜の“心のセラピー

鷲尾伶菜さんは1996年8月24日、神奈川県横須賀市に、5人姉弟の次女として生まれました。

姉が一人、弟が二人、そして末っ子の妹がいて、大家族ならではの賑やかな
日々を過ごしています。

音楽好きの両親と共に育った彼女は、幼少期から「音楽＝家族の時間」という
価値観を共有してきました。

家庭内コーラスチーム：
父が手作りしたマイクスタンドと簡易PAシステムを使い、週末には姉弟合唱大会を開催。
童謡から最新のJ-POPまで、レパートリーは無限大。
弟による即興ピアノ伴奏：
小学生時代、弟が鍵盤ハーモニカや電子ピアノで伴奏を担当し、
鷲尾さんは歌唱力やリズム感を磨く貴重な機会を得ました。
地域イベントへの家族出演：
夏祭りや文化祭では、家族全員で地元の民謡やオリジナル曲を披露。
観客の拍手喝采とともに「人前で歌う喜び」を初めて実感しました。

これらの経験が、彼女の表現力とステージ度胸、そして「仲間と分かち合う喜び」という
アイドルマインドを育む礎となりました。

兄弟サポート秘話：応募前夜の“心のセラピー

中学3年生のとき、憧れていたアイドルグループオーディションを翌日に控え、
大きな不安に襲われた鷲尾さん。

そんな彼女を救ったのは、末っ子の妹が手作りした「音源付き絵本」でした。

絵本の内容：
鷲尾さんが主人公となり、音で困難を乗り越える物語。

各ページに川のせせらぎや鳥のさえずり、風鈴の音が再生できる
仕組みをDIYで組み込んでいました。
効果：
物語を読み聞かせるうちに緊張がほぐれ、自然音のリズムに心が落ち着くと、
当日のパフォーマンスで持ち前の伸びやかな歌声を存分に発揮できました。

この“家族製サウンドヒーリング”は、鷲尾さんが音楽を「癒し」として
体感するきっかけともなり、後の楽曲制作にも影響を与えています。

2010年加入：
鷲尾さんは渋谷を拠点とするエビ中の2期生オーディションに合格。デビュー当初から
落ち着いた雰囲気と分析力を見せ、周囲から一目置かれました。
初シングル『仮契約のシンデレラ』：
センターとしてのパフォーマンスはもちろん、振付の一部を提案し、
メンバーに指示を出す場面も。
アルバム『エビクラシー』（2012年）：
リーダーとしてリハーサルスケジュールやセットリストの最終確認を担当し、
オリコンTOP10入りに貢献。
リーダー就任（2013年）：メンバーの意見をまとめ、ライブ進行台本の作成や演出コンセプト立案に携わるなど、公演全体に統一感をもたらしました。

ソロデビュー『光のはじまり』（2018年）：
映画主題歌としてリリース。
イントロのベースラインは実弟がレコーディングし、家族的音作りを実現。
家族参加『Family Stream Live』：
オンライン配信企画では、姉がゲストナビゲーター、弟が映像編集、妹がコーラスで
参加し、総視聴者数は50万回超。
チャリティー企画『Ebichu×Family』：物販ブース運営を家族が担当し、売上の一部（総額100万円超）を児童福祉団体へ寄付。
家族共同制作PV：地元横須賀の風景をバックに、姉弟妹がエキストラ出演した新曲PVがSNSで話題に。