東京都豊島区で育ち、10歳でゴルフクラブを握った稲見 萌寧。
静かな決意と圧倒的な練習量で技を磨き続け、2019年にプロ転向。
そこから国内ツアー13勝、2021年には東京2020オリンピック のゴルフ競技で銀メダル、
日本女子ゴルフ界に新たな歴史を刻んだ。
今回は、幼少期から現在までの歩み、華々しい成績、そしてモネ・スイングの秘密に迫る。
👤 プロフィール・家族・地元情報
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生年月日/出身地:1999年7月29日、東京都豊島区。
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身長/体重:166 cm / 58 kg。右利き。
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所属:楽天グループ(2025年時点)
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ゴルフを始めたのは10歳。
父の勧めでクラブを握り、幼少期から家族の支えとともにゴルフと向きあってきた。 -
練習拠点は千葉の 北谷津ゴルフガーデン。
小学5年生の頃から通い続け、基礎とスイングの土台を築いた。
都会出身ながら、幼少期から練習場とコースで汗を流し、現実の
努力と夢を両立させた稲見の原点だ。
🕰 学生〜アマ時代〜プロ入りへの軌跡(年号付き)
| 年/時期 | 出来事 |
|---|---|
| 1999年 | 東京都豊島区で誕生。 |
| 2008〜2009年 (約10歳) |
父の勧めでゴルフを始める。 |
| 2012年 | 「関東小学生ゴルフ選手権」で優勝。 ジュニア時代から才能を発揮。 |
| 2014年 | 「関東中学校ゴルフ選手権 春季大会」で優勝、 安定した実力を示す。 |
| 2015年 | 高校生ながらプロトーナメントでローアマチュア賞。実戦で経験を積む。 |
| 2018年 | プロテストに合格し、正式にプロ入り(JLPGA) 。 |
| 2019年 | レギュラーツアー初優勝 (センチュリー21レディスゴルフトーナメント)。 20歳目前、プロ初勝利。 |
| 2020–2021年 | 国内女子ツアーで快進撃。複数勝利を重ね、シリーズ賞金女王。 |
| 2021年 | 東京五輪で銀メダル獲得。日本女子ゴルフ界初の オリンピックメダル保持者となる。 |
| 2023年 | 米国との共同開催大会(TOTOジャパンクラシック)で優勝。 海外でも結果を残す。 |
| 2025年 | 日本ツアーに復帰し、再びトップを目指し活動中。 26歳を迎え、更なる高みを見据える。 |
幼少の夢からプロ入り、そしてオリンピックメダル、まさに「夢を現実にした」ストーリーだ。
🏌️♀️ ゴルフスタイルと強み
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安定性重視の正攻法スイング
稲見のスイングは「軸がブレずフェースの開閉を抑えたタテ回転」が特徴。
これにより方向性が安定し、フェアウェイキープ率と曲げないゴルフで勝負するスタイル。 -
アイアン精度とパーオン率の高さ
アイアン全般を得意クラブに掲げ、グリーンにボールを運ぶ精度の高さはアマチュア時代から培われてきた。アプローチ〜パットまでのバランスにも定評あり。 -
メンタルと集中力の強さ
逆境でもスイングを改造し続けた2023年、身体やフォームの不調にも屈さず挑戦を継続。
プレッシャーのかかる大会やオリンピックで結果を出せるのは、強いメンタルの証。 -
安定 × 再現性のスイング哲学
飛ばし重視ではなく、「ミスを減らす安定感」を第一にした設計。
フェアウェイキープ、アイアンの正確さ、ラウンドマネジメント、
ゴルフの本質を極めるスタイル。
flashy な飛距離ではなく、質の高いショットでスコアを積み上げる、それが稲見流ゴルフだ。
🏆 主な実績・受賞歴
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プロ通算勝利数:国内ツアー 13勝(2023年米ツアー共同大会含む)
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2021年:東京オリンピック ゴルフ 銀メダル(日本女子ゴルフ界初のオリンピックメダル)
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2020–21年:JLPGA 賞金女王&最多勝利/賞金ランキング1位。
日本女子ゴルフ界のトップに君臨。 -
多数のメジャー・トップ10入り/安定した成績継続中
若さと実力、そして安定感、すべてを兼ね備えた現代日本女子ゴルフの代表格だ。
💡 裏ワザ・豆知識
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小学生の頃から黙々と練習するタイプで、他の子が疲れて休む中でもひたすら
ボールを打ち続けていた。早くから「ゴルフが好き」「上手くなりたい」という強い意志。 -
スイング改造はたびたび行うが、フォームは「フェースの開閉を抑える」「体幹から回す」
安定重視の設計。多くのアマチュアにも参考にされるモネ・スイング。 -
オフシーズンや大会の合間には、読書やストレッチ、身体のメンテナンスに
時間を使っており、勝ち続けるための準備を怠らない。 -
SNSでは日常の素顔や練習風景、ファンとのやりとりを大切にしており、
親しみやすさも彼女の魅力。
技術だけでなく、考え方や生活習慣、準備の方法、すべてがプロとして確立されている。
🗣️ ファンの口コミ(日本語・英語)
日本語の声
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「安定感がすごい。どんなコースでも安心して見ていられる」
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「アプローチもパットも壊れない。持ってる器の大きさを感じる」
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「銀メダルに、13勝。夢を叶えつづけるゴルファー」
English
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Inami’s swing is smooth and reliable — that’s the mark of a champion.
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She’s calm under pressure, drives straight, and sinks the putts. That’s why she wins.
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From junior start to Olympic medallist. Inspiring story.
プレーも人柄も、多くのゴルフファンにとって応援したくなる存在。
🔚 これからの展望と課題
2025年、26歳となった稲見は、すでに国内外で実績を残す確かな実力者。
しかし、次に見据えるのはもっと大きなステージかもしれない。
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再び米ツアーやメジャー大会での活躍。
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健康管理と安定したスイングの維持。
過去スイング改造も経験しており、怪我防止とパフォーマンス維持が鍵。 -
国際経験を経て、日本女子ゴルフ界のさらなる発展と若手への刺激。
安定の中に革新を。
それが、これからの稲見のゴルフ人生のテーマになりそうだ。
✍️ まとめ文
稲見萌寧は、「早くからゴルフに打ち込んだ少女」ではなく、自らの努力と意思で
夢を掴んだゴルファーだ。
10歳でクラブを握り、ジュニア大会で結果を出し、2018年にプロ入り。そこから13勝を重ね、
2021年にはオリンピック銀メダル、日本女子ゴルフ界初のメダリストとなった。
飛ばしではなく安定と正確さを武器に、どんなコースも冷静に、どんなプレッシャーにも動じず、
沈んだボールを拾い続ける、それがモネ・ゴルフ。
努力と工夫を続ける姿勢は、多くのゴルファーやファンにとって希望であり、お手本だ。
これからも、国内外の舞台で。そしてゴルフという人生のコースで。
稲見萌寧が描く次の一打に、私は期待を込めて注目したい。


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