河合彩｜東京都杉並区出身：オリンピアンから日テレ女子アナへ転身と再起の物語

一流アスリートとして国際舞台に立ち、そしてテレビカメラの前で新たな一歩を踏み出した河合彩。

1998年の冬季オリンピックでアイスダンス日本代表として活躍後、翌年に日本テレビ
（以下・日テレ）のアナウンサーに就職。

スポーツ番組から情報番組、ニュースまで─鍛え抜かれた身体と澄んだ声を武器に、
異色の経歴を武装した。

今回は、彼女の生い立ちからアナウンサー転身、起業や病との闘いまで、
その波乱の人生と今を追う。

👪 家族・地元情報・生い立ち

生年月日／出身地：1975年4月4日、東京都杉並区。血液型はO型。
幼少期よりスケートを始め、7歳からスケートに親しむ。
初めは女子シングル、その後13歳でアイスダンスに転向。
学歴：青山学院幼稚園〜青山学院初等部・中等部・高等部を経て、
青山学院大学文学部教育学科を卒業。
家族については公開情報は少ないが、幼き頃からのスケート挑戦には
家族の理解と支えがあった模様。

スケート界だけでなく「他の世界も見てほしい」との母の言葉が、
後の多様なキャリアの背景になっている。

幼少期からスケートに打ち込み、学びを重ね――スポーツと教養、両方を持った
バックグラウンドが、彼女の人生を形作っている。

年／時期	出来事
1975年	東京都杉並区で誕生。
～1980年代後半	7歳でスケート開始、その後アイスダンスに転向。
1994–1997年	国内外のフィギュアスケート大会に参戦。国際大会デビュー。
1998年2月	長野オリンピック（冬季オリンピック）日本代表としてアイスダンス出場。引退直前の代表入りという栄誉。
1998年4月	現役引退。経済的な理由でスケートを断念。
1999年	青山学院大学卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。同期には複数のアナウンサーがいた。
1999〜2001年	スポーツリポーターや情報番組、生活情報番組など幅広く担当。女子アナながらスポーツ番組に多く関わる異色のポジション。
2001年12月	日テレ編成局スポーツ部へ異動。制作側としても活躍。
2002年12月	日本テレビを退社。新たな道を模索、カナダ・トロントに語学留学。
2003年以降	ITベンチャー企業勤務を経て、2010年にコンサルティング会社を設立して社長に。現在はスポーツ文化の普及、タレント・解説、インストラクター、講師として活動。

オリンピック → アナウンサー → 起業家／講師、多彩なキャリアを歩んだ、
まさに「人生の再設計者」。

スポーツ、メディア、ビジネス、三つの舞台を自在に行き来するマルチタレントだ。

スケート選手時代の経験から、滑りだけでなく「表現力」「身体の使い方」
「空間認識力」に優れ、これがアナウンスや司会、ダンス（
アルゼンチンタンゴにも挑戦）など多方面で活きている。
スポーツキャスターとしてだけでなく、制作サイド（編成局スポーツ部）で
ディレクター経験を持つ。
制作・報道・出演、すべての立場を理解できる珍しい人材。
2014年に乳がんを公表し、全摘手術を経験。現在は寛解中。自身の経験をもとに、
がん検診の啓発活動や講演にも取り組み、リアルな体験を通じて命の大切さ
健康意識を訴えている。
アナウンススクールの講師も務め、後輩育成やメディアトレーニングを手がけるなど、
「情報を伝えるプロ」の育成にも力を入れている。

常に自分を変え続ける姿勢それが、河合さんのもうひとつの強さだ。

「オリンピアンとしての経験＋アナウンサーという異色のキャリアに憧れる」
「病を乗り越え、今も前向きに活動し続ける勇気に感動した」
「解説も的確でわかりやすい。元選手ならではの説得力がある」
From ice-rinks to live news — Aya Kawai shows it’s never too late to start anew.
She turned tragedy into strength, and now helps others. Truly inspiring.

オリンピックの経験、アナウンサー、そして闘病と復活その背景にある人間性に、
多くが共感しているようだ。