まずはサクッと全体像から。和歌山生まれ、祖父母のカラオケスタジオで育った演歌英才→
テレビの全国大会で爪痕→短大で保育士資格→保育士として勤務→水森英夫門下へ→ユニット
「水雲‐MIZMO‐」でメジャーの扉→ソロで地元ゆかりの歌をヒットさせ。
みかんアンバサダーやランナーとしても活躍
そんな地力と発信力のある実力派が山西アカリさんです。
兄弟・家族
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公開情報は多くありませんが、祖父母がカラオケスタジオを営んでいたことが音楽原体験。幼少から演歌・歌謡の空気が生活圏にあり、歌が日常という環境で耳を育てました。
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ご家族の応援のもと、10歳で本格レッスン開始。国内大会への挑戦や上京時の
サポートなど、節目で家族の支えがあったタイプです。
☆裏ワザ・豆知識
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ブレスは「走って」鍛える:フルマラソン完走(※後述)を重ねる山西さん。
持久走的トレーニングはロングフレーズの安定に直結。
カラオケで真似するなら、歌う前に1分の鼻呼吸+腹式の深呼吸×3を。 -
キー選びの目安:
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《拝啓 みかんの里》…原曲キーは高め。
女性は-1~-2で芯が出やすい。
男性は-4前後で語りのニュアンスが出しやすい。 -
《紀ノ川よ》…Aメロ低音→サビ跳躍の段差がポイント。
出だしで余力を残すイメージで。
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発声のコツ:
演歌のこぶしは回転を速くしすぎない。
母音を長めに保ってから軽く回すと、山西流のしなやかさが寄ってきます。 -
聴きどころ:
地元ワード・情景語(みかん、紀ノ川など)で言葉の重音(母音の倍音)
がふくらむタイプ。
イヤホンで聴くと語尾の余韻の作りがわかります。
☆口コミ3選(要約)
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「張るだけじゃない。中低域の艶がきれいで、サビで一気に花が開く感じが好き。」
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「言葉の立て方が丁寧。地元を歌う曲で情景がスッと浮かぶ。」
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「走る人だからか、ロングトーンが最後までブレない。生歌の安定感がすごい。」
学生時代~歌手デビューまで(年表ダイジェスト)
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1991/3/25 和歌山県生まれ。
祖父母のカラオケスタジオの影響で演歌・歌謡と出会う。 -
10歳:
歌のレッスン開始。 -
2007:
NHKのど自慢(和歌山・田辺大会)優勝。
翌年のグラチャンにも出場。 -
短大卒業:
保育士資格を取得し、約2年勤務。
子ども相手の発声・伝え方の経験は現在のMC力にも生きています。 -
2013:
作曲家 水森英夫氏に師事、演歌の本道へ。
ユニット時代「水雲‐MIZMO‐」
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2018年デビューの3人組として参加。
和の情感+コーラスワーク重視で、主要都市ワンマンを開催(2018–2019)。
ユニゾンとハモの切替、抜き—押しのダイナミクスで表現の幅を拡張。
ソロ転身と最新の歩み(~2025)
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2022/6:
ソロ第1弾《拝啓 みかんの里》をリリース。
地元の情景・人情を瑞々しく描き、地声の艶”×サビの抜けが評価に。 -
2022/11:
有田みかんアンバサダー就任。 -
2023/7:
日音協制作ドラマに出演(女優活動もトライ)。 -
2023/10:
シングル《紀ノ川よ》をリリース。和歌山のアイデンティティを再提示する一曲に。 -
2023/10:
有田郡町村会観光大使就任。 -
連載:
『歌の手帖』(2024/3~)でコラム連載。
歌の裏話や現場目線のケア術など、活字でもファンを惹きつけます。 -
ランナーとして:
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東京マラソン2024:
4:04:37で完走。 -
東京マラソン2025:
3:59:59でサブ4達成! 体力づくり→歌に還流する好循環が話題。
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代表曲・おすすめの聴き方
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《拝啓 みかんの里》:
冒頭の語り口に注目。息を含ませたソフトな母音→サビで
一段持ち上げる構成が気持ちいい。 -
《紀ノ川よ》:
二番以降の装飾音(軽いこぶし/ポルタメント)の入れ方が名人芸。
イヤホン必須。 -
MIZMO期のライブ音源:
ユニゾン→三和音の切替で山西パートの存在感が立体的に分かるはず。
ライブ/イベントを100%楽しむコツ
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地元曲はコール&拍手の間が命:
Bメロの語り部位は静かに聴き、サビ頭で拍手が綺麗に決まると会場の
一体感が跳ね上がります。 -
物販はご当地トークに強い:
有田・紀の川など地元話題を振ると、MCで深掘りしてくれることも。 -
走る人への差し入れ:
ノンカフェインのハーブティー/はちみつのど飴は喜ばれやすい
(喉ケア×糖質の両取り)。
オールスター合唱バトル(企画向きの強み)
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合唱適性:
ユニット期のコーラス経験で中声部の和声づくりが上手い。
主旋律だけでなく下ハモでも存在感を出せる稀有なタイプ。 -
選曲のハマりどころ:
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昭和歌謡の大合唱(《川の流れのように》《時の流れに身をまかせ》)で語り→
ブレス→伸ばしの3点が光る。 -
和歌山発のご当地メドレー(《紀ノ川》《みかん系ご当地ソング》)はMC映え抜群。
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見せ場作り:
間奏で短い口上(地元PR)を入れると、テレビ・イベント双方で爪痕が残せます。
これから注目したいポイント
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地元×歌の新作展開:
和歌山モチーフは強み。季節(初夏/収穫)に紐づく新曲や
コラボ企画が来たら要チェック。 -
マラソンと歌のクロスオーバー:
市民ラン大会のゲスト→ステージで歌う走って歌う歌手の新機軸に期待。 -
書き手としての発信:
連載コラムの単行本化・エッセイ化も相性◎。
まとめ
歌は土地と人を映す鏡。
山西アカリさんは、家族に根差した原体験、保育の現場で培った伝える力、
そして師匠の下で磨いた歌技で、地元の情景を声に宿すシンガーです。
ユニットで身につけたコーラス力と、ソロで花開いた物語性。さらにランナーとしての継続力が
支える安定したブレスとロングトーン。
演歌・歌謡の王道に、今的な発信力(連載・SNS・ラン)を掛け合わせる今の時代の実力派。
次の一歩にも、期待しかありません。
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