俳優・一色洋平さん徹底ガイド～兄弟・家族・多才な舞台人の素顔に迫る～

兄弟・家族

神奈川県鎌倉市出身の一色洋平さんは、脚本家として知られる父・一色伸幸氏の
次男として生まれ、4歳年上の兄とともに幼少期を過ごしました。

家庭では父が手がける脚本の読み合わせを見学し、「いつか自分も舞台に立ちたい」と憧れを
抱いたといいます。

兄妹で即興劇を演じ合うなど、リビングがまさにファミリープレイハウスのようでした。

ステージ前の即興ピアノ
本番直前の袖で、舞台曲やアドリブをサラリと弾き、共演者の緊張をほぐす。
舞台上の空気づくりも洋平流。
ワンカット映像への挑戦
YouTubeチャンネル「《一色劇場》Yohei Isshiki」では、
ワンカット撮影の短編ドラマを自作。ライティングやシーン遷移を自ら演出。
宙を舞う鉄棒パフォーマンス
舞台『鋼の錬金術師』プロモーションで、殺陣と組み合わせた宙返りを披露。
俳優ファンだけでなくアクション好きからも称賛を浴びた。

ミュージカル合唱団では、パート編成と振付の一部を担当。
『くるみ割り人形外伝』稽古場で、合唱の歌声とアクションを同期させるデモを実演し、
「合唱とアクションのハイブリッド化」に成功。

合唱団メンバーからも「動きながら歌うコツを教えてもらえた」と好評です。

父の脚本読み合わせを楽しみ、舞台への興味を育む。小学生時代にはピアノレッスンを受け、
中・高校時代は陸上短距離で全国大会出場を果たすほどの運動神経を発揮。

高校では陸上部主将としてチームを牽引しました。

高校卒業を機に「舞台作りをゼロから学べる場」を求め、早稲田大学演劇研究会に入会。

演出助手や舞台美術制作、照明操作など裏方も経験し、
「表と裏の両面から舞台を支える俳優」を目指しました。

2006年、路上ライブで声をかけられ、オーディションを経てミュージカル『テニスの王子様』で舞台デビュー。

その後、東宝版『エリザベート』で皇太子ルドルフ役を勝ち取り話題に。
主演『鋼の錬金術師』エドワード役、ミュージカル『レ・ミゼラブル』ジャベール役など、
重厚な役柄を次々と演じ分ける実力派俳優へと成長。

ミュージカル
- 『エリザベート』皇太子ルドルフ役／フランツ・ヨーゼフ役
- 『鋼の錬金術師』エドワード・エルリック役
- 『レ・ミゼラブル』ジャベール役
- 『テニスの王子様』佐伯虎次郎役
- 『ミス・サイゴン』エンジニア役
ストレートプレイ／朗読劇
- 『雨上がりの虹をもう一度』など複数作品
テレビドラマ
- 連続テレビ小説『らんまん』田邊彰久役
- NHK地域ドラマ『ペペロンチーノ』

2024年：鴻上尚史演出『朝日のような夕日をつれて2024』出演。
2025年8月：音楽劇『くるみ割り人形外伝』への出演が決定。
映像制作：
「《一色劇場》Yohei Isshiki」では脚本・撮影・編集・作曲演奏を一人で手掛け、
ファンから「舞台俳優としてだけでなく総合エンタメクリエイター」としての評価も獲得。

一色洋平さんは、幼少期からの舞台愛をベースに、演技のみならず音楽や映像制作、
アクションを自在に操るマルチエンターテイナーです。

父譲りの脚本理解力に、早大演劇研究会で培った舞台制作の知見を融合し、
ミュージカルからストレートプレイ、テレビドラマまで幅広く活躍。

2025年も舞台とデジタルを横断する挑戦を続け、新たな可能性を切り拓いていくことでしょう。今後の動向から目が離せません！