ハル・ベリー（Halle Berry）総合ガイド：人間性・キャリア・裏話まで徹底解説

ハリウッドを代表する女優ハル・ベリーは、オスカー受賞歴を持つ実力派でありながら、
モデル、監督、社会活動家としても幅広く活躍しています。

人種や女性の壁を打ち破ってきた彼女の歩みは、映画史に残る功績とともに、多くの
ファンに勇気を与えてきました。

本記事では、その人生、出演作、裏話まで徹底解説します。

■ 兄弟・家族構成

ナッシュビル出身の女優ハル・ベリーは、一人っ子として育ちました。

幼少期に両親が離婚し、母親に引き取られました。

母は白人、父はアフリカン・アメリカンという多様で複雑なルーツを持ち、
幼い頃から自身の人種的バックグラウンドと向き合っていたと語っています。

これはのちの演技や人生観にも深く影響を与えています。

生まれはオハイオ州クリーブランドですが、のちにカリフォルニア州に移住し、
西海岸で育ちました。

地元の学校では優等生であり、チアリーダーや学校新聞の編集、演劇にも参加。

「努力と表現力の基盤はこの経験から」と本人が語っています。

1986年：
『ミスUSA』でアフリカ系アメリカ人として初のファーストランナーアップに。
1989年：
ドラマ『リビング・ドールズ』に出演し演技デビュー。
1992年：
『ブーメラン』で大物俳優の相手役を務め注目を浴びる。
1999年：
テレビ映画『Introducing Dorothy Dandridge』でプロデュースにも関わり、
エミー賞とゴールデングローブ賞を受賞。
2001年：
『モンスターボール』でアカデミー主演女優賞を獲得し、歴史に名を刻む。
2000〜2010年代：
『X-MEN』シリーズ、『007／ダイ・アナザー・デイ』、『キャットウーマン』など
話題作に多数出演。
2014年以降：
制作会社606 Filmsを立ち上げ、『EXTANT』『ブルーズド』で主演・監督・製作を担当。

モデル時代にはニューヨークで15人の女性と1ベッドルームを共有し、
ビーンバッグで寝泊まりしていた過去をポッドキャストで語り話題に。
映画『キャットウーマン』でラジー賞（最低主演女優賞）を受賞するも、オスカー像を
片手に受け取り、「成功と失敗の両方を持って光の頂点にいる」とユーモアで切り抜けた
エピソードも伝説的。

「ハルの演技には、本当に“魂”が宿っていて、スクリーン越しに伝わる熱量が凄い」
She isn’t just an actress—she’s a force of nature, making every role feel lived.

DV被害者支援団体 Jenesse Center に長年関わり、直接現場での支援活動も継続。
カリフォルニア州のパパラッチから子どもを守る法律（Anti‑Paparazzi Bill, SB 606）の
成立に尽力し、自らの制作会社の名前にも冠されています。
更年期への偏見をなくす法案推進にも積極的に発言。

年代	出演作品	役割
1989	『Living Dolls』	エミリー役
1999	『Introducing Dorothy Dandridge』	ドロシー役（制作も担当）
2014–15	『Extant』	主演・共作
2016	『Kevin Hart: What Now?』	本人役
2021–22	『Bruised』	主演・監督・制作