若干13歳でアカデミー賞にノミネートされ、その後も数々の名作で主演を務めてきた
シアーシャ・ローナン。
彼女は、ハリウッドを代表する実力派女優として、その才能と独特な存在感で
観客を魅了し続けています。
アイルランドの伝統と文化を大切にしながら、世界を舞台に活躍する彼女の軌跡をたどります。
兄弟・家族構成
シアーシャ・ローナンは1994年4月12日、アメリカ・ニューヨーク州
ブロンクスで生まれました。
父ポール・ローナンはアイルランド出身の俳優、母モニカもアイルランド生まれで、
家族はシアーシャが幼い頃に故郷のアイルランドへ戻ります。
一人っ子として育ち、両親の愛情を受けてのびのびと過ごしました。
特に父親が俳優業に携わっていたことで、自然と芸能の世界に触れる機会がありました。
地元情報
育ちはアイルランド西部カーロウ郡。地元の学校に通いつつ、アイルランドの
自然豊かな環境に囲まれて育ちました。
本人は「アイルランドの文化や伝統は私の血肉になっている」と語り、
アイルランド訛りを誇りに思っています。
ニューヨーク生まれでありながら、自身のアイデンティティは強く
アイルランドに根差しているのが特徴です。
学生~芸能までの軌道(年号付き)
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2003年(9歳):
アイルランドのテレビドラマ『The Clinic』で演技デビュー。 -
2005年:
映画『アイ・シー・ユー』に出演。 -
2007年(13歳):
『つぐない』でキーラ・ナイトレイらと共演し、アカデミー助演女優賞に
史上7番目の若さでノミネート。 -
2009年:
『ラブリーボーン』主演。監督はピーター・ジャクソン。
難役をこなし高い評価を獲得。 -
2011年:
アクション映画『ハンナ』で主役。
身体能力と演技力を兼ね備えた姿を見せる。 -
2015年:
『ブルックリン』で移民女性を演じ、アカデミー主演女優賞候補に。 -
2017年:
『レディ・バード』で高校生役を熱演し、ゴールデングローブ賞を受賞。 -
2019年:
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』でジョー役を演じ、
再びオスカー候補入り。 -
2020年代:
舞台・映画両方で精力的に活動し、ハリウッドを代表する若手実力派女優として活躍中。
裏ワザ・豆知識
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名前「Saoirse」はアイルランド語で「自由」を意味する。
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英語だけでなくゲール語も理解しており、インタビューで時折披露することも。
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撮影現場ではユーモアを忘れず、重い役柄でも場を和ませる性格。
ファンの口コミ(日本語・英語)
☆「シアーシャの演技は感情の繊細さと力強さが同居していて、
観ている側も心を揺さぶられる。」
☆She is one of the most versatile actresses of her generation. Every performance feels authentic and raw.
世界への寄付活動など芸能以外の活動
シアーシャは環境保護団体への寄付を行い、アイルランド国内でのチャリティ活動にも参加。
若年層の教育支援や難民支援にも積極的で、
「社会に声を届けられる立場にあるからこそ使うべき」と語っています。
出演番組年表
年代 | 作品 | 役割 |
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2003年 | The Clinic(TV) | 役者デビュー |
2007年 | つぐない | ブライオニー役 |
2009年 | ラブリーボーン | 主演 スージー役 |
2011年 | ハンナ | 主演 ハンナ役 |
2015年 | ブルックリン | 主演 アイリーシュ移民女性 |
2017年 | レディ・バード | 主演 クリスティン役 |
2019年 | 若草物語 | ジョー役 |
映画・ドラマ出演歴(代表作)
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『つぐない』(2007年)
若干13歳でアカデミー賞候補に。 -
『ラブリーボーン』(2009年)
殺害された少女役で観客の涙を誘う。 -
『ブルックリン』(2015年)
移民女性の人生をリアルに演じ、ゴールデングローブ賞候補。 -
『レディ・バード』(2017年)
青春映画の傑作。主演女優賞に輝く。 -
『若草物語』(2019年)
文学史上の名キャラクター「ジョー」を現代的に解釈。
全活動年表(国内外)
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2000年代前半:アイルランドのテレビ出演で経験を積む。
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2007年:ハリウッドデビューで世界に名を轟かせる。
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2010年代:演技派女優として数々の賞レースを賑わす。
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2020年代:舞台や社会活動にも力を入れ、活動の幅を広げる。
海外ファンの声
☆She doesn’t act, she transforms.
☆「彼女はどんな役を演じても違和感がない、天性のカメレオン女優だ。」
代表作・役柄解説
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『レディ・バード』:
不器用ながら夢を追う女子高生の等身大の姿を描き、多くの共感を呼ぶ。 -
『ブルックリン』:
アイルランドからアメリカに渡る移民女性の心の葛藤を丁寧に表現。 -
『若草物語』:
フェミニズム的視点を取り入れたジョー役は現代の観客に強烈な印象を残した。
未発表エピソード(裏話集)
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『つぐない』のオーディションでは監督に
「10代とは思えない成熟した感性」と絶賛された。 -
『レディ・バード』撮影時、監督グレタ・ガーウィグと即座に意気投合し、
撮影終了後も親交が続いている。 -
オスカー候補になった際、母親と一緒にアイルランドの
自宅で号泣したという心温まる逸話も。
✨ まとめ
シアーシャ・ローナンは幼少期から国際的な環境で育ち、そのバックグラウンドが多様な
役柄に活かされています。
アカデミー賞常連の実力派でありながら、等身大で謙虚な姿勢を崩さない点も彼女の魅力。
今後もハリウッドとヨーロッパ映画界をまたぎ、スクリーンを輝かせ続ける存在となるでしょう。
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