イ・ヨウォンの幼少期から女優デビューまでの道のりの軌跡と家族との絆

韓国を代表する実力派女優、イ・ヨウォン（ハングル：이요원、漢字：李枖原、1980年4月9日生）は、1998年の映画・ドラマデビュー以来、自然体の演技と品のある佇まいで多くのファンを魅了しています。

幼少期の思い出からデビュー、そして家族やプライベートのエピソードまで、
その歩みを詳しく紹介します。

幼少期と家族の支え

ソウル特別市に生まれ育ったイ・ヨウォンは、芸能一家ではなく、
ごく平凡な家庭の一人娘として成長しました。

両親との絆：
母は教育熱心で、絵画や音楽教室に通わせるなど多才な興味を伸ばす後押しをし、
俳優を目指したいと話した際には応援してくれたそうです。

父は厳格ながらも優しく、学校の行事や初舞台には必ず駆けつけてくれたといいます。
幼少期の夢：
小学校時代は習い事に励みつつ、演劇部の発表会で初めて舞台に立ったことで演じる喜びを知ったそうです。

友人たちからは「いつも自信に満ち溢れていた」と語られ、自然と人目を引く存在でした。

1998年、チャン・ヒョンス監督の映画『男の香り』でスクリーンデビューを果たすと、
翌1999年には人気ドラマシリーズ『学校2』に出演し、注目を集めました。

初期の演技経験

2001年公開の『子猫をお願い』では、ヒロイン・ヘジュ役を演じ、
第22回青龍映画賞新人女優賞と第38回百想芸術大賞新人女子演技賞を受賞。

2008年、檀国大学校演劇映画学科を9年かけて卒業。トップ女優として忙しい合間を縫いながらも、演技理論や演劇史を学び続け、表現力を高めていきました。

女優としての地位を確立した彼女は、時代劇から現代劇まで幅広く活躍。

『善徳女王』（2009年）：
トンマン（善徳女王）役で視聴率30%超えの大ヒットを記録。歴史的背景を深く研究し、
王女としての気品と強さを兼ね備えた演技が高評価。
『私の期限は49日』（2011年）：
一人二役を演じ分けた技術力は同僚からも絶賛され、心温まる人間ドラマを紡ぎました。
その他、『馬医』『黄金の帝国』『ハイクラス』『甘くない女たち』『グリーンマザーズクラブ』など、社会派、サスペンス、ヒューマンドラマまでジャンルを問わず挑戦を続けています。