宝塚歌劇団での軌道
東京都国立市に生まれ育ったはいだしょうこさん(本名:拝田祥子)は、小学校時代に
「全国童謡コンクール」でグランプリを獲得し、声楽家の母、音楽大学教授の父に
育まれて幼少期から歌に親しみました。
中学2年生で宝塚歌劇団を志し、武蔵野音楽大学附属高等学校を中退後、98年に84期生として
宝塚音楽学校へ入学。
音楽学校ではオペラ部門首席、ポピュラー部門最優秀歌唱賞を受賞し、
首席卒業の実力を誇りました。
1998年春、初舞台『シトラスの風―エクスカリバー/シトラスの風―』で雪組公演に出演。
星組に配属後は娘役として活躍し、入団わずか3年目の2001年には『ベルサイユのばら2001』でエトワールを務める異例の抜擢を受けました。
6年にわたる華やかな宝塚時代を経て、「もっと自由に表現の幅を広げたい」との思いから2002年秋に退団。
舞台で培った確かな歌唱力と役柄への深い理解は、その後の活動の大きな武器となりました。
「おかあさんといっしょ」で花開いた歌のおねえさん時代
2003年4月、NHK教育テレビ『おかあさんといっしょ』第19代目うたのおねえさんに就任。
本名の平仮名表記「はいだしょうこ」を芸名に改め、今井ゆうぞうおにいさん、佐藤弘道
おにいさん、タリキヨコおねえさんらと共演。
宝塚仕込みの安定した発声と、明るい笑顔で毎週子どもたちの心をつかみました。
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番組内ピアノ伴奏:
器楽科出身ならではの特技を生かし、ときには自らピアノで歌唱を支えた。 -
絵描き歌コーナー:
代表的な「スプー絵描き歌」はデフォルメが大胆すぎて話題に。
単純化した線で描くユニークさが子どもにも大好評でした。 -
童謡・オリジナル曲のレパートリー:
定番童謡はもちろん、番組オリジナル曲も数多く披露。歌声CDやコンサートDVDは
発売即完売となる人気を博しました。5年間の在任中に公演回数は100回超。2008年3月の卒業後も、番組ファミリーコンサートや派生イベントに度々ゲスト出演し、親子で歌う楽しさを届け続けています。
地元・国立市の思い出と音楽文化
国立市は多摩川にほど近い閑静な住宅地。拝田家は音楽一家として知られ、
姉は薬剤師ながらコーラスを手がける歌う薬剤師ユニットのメンバーでした。
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川沿い合唱会:
小学生のころ、地域の合唱大会で指揮デビュー。数十人の童声をまとめ上げた経験が、
大勢を前に歌う自信を育てました。 -
夏祭り飛び入りステージ:
地元の夏祭りで、屋台脇の即席ステージに飛び入り参加。生演奏に合わせて童謡を披露し、観客から大きな拍手をもらった思い出があります。 -
学園祭でのリトミック講師:
高校時代、声楽部と兼任で音楽教室のワークショップを担当。
リズム遊びを通して子どもたちに音楽の楽しさを教えました。
裏ワザ・豆知識・口コミ
裏ワザ:親子で楽しむリズム遊び
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「おさかなピチピチ」リズム連打
手拍子と足踏みを交互に繰り返し、リズム感を養う。 -
歌詞マッピング
歌詞の語尾を動詞カードと組み合わせ、言葉の変化を即興で楽しむことで、
言語感覚と創造力を同時に鍛えます。
豆知識:絵描き歌はIQを伸ばす?
手順を記憶し、線をたどって絵を完成させるプロセスが、記憶力と空間認識力を
高める効果があるといわれています。
口コミ
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「おねえさんのピアノ演奏が聴きたくて録画を何度もリピート!」
(4歳男児のママ) -
「スプー絵描き歌で娘の集中力が驚くほどアップ。お絵かき嫌いが解消しました!」
(主婦・39歳) -
「国立の夏祭りで拝田家の演奏を聞いたのが原点。私も今、音楽教室の先生をしています」(同級生・47歳)
まとめ
宝塚歌劇団での厳しい鍛練を経て、NHK「うたのおねえさん」として子どもたちに夢を届けた
はいだしょうこさん。
国立市の音楽一家に育まれた歌唱力と表現力、さらに絵描き歌やリズム遊びなどの《裏ワザ》で、親子のコミュニケーションを豊かに彩ります。
歌と絵とリズムの楽しさを通じて、世代を問わず多くの笑顔を生み出すその活動は、
これからも全国の家庭に幸せな時間を届け続けるでしょう。
ぜひ、はいだしょうこさんの世界を再発見してください。
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