兄弟・家族構成
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両親
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父:ダック・ラマー(米軍退役軍人)
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母:シェリル夫人(シングルマザーとしてケンドリックを厳しくも温かく育てる)
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兄弟姉妹
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兄:デリック・ラマー
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姉:マーラー・ラマー
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ケンドリックは家庭で伯父・叔母を含め9人以上の大家族の末っ子として生まれ、
子どもの頃は13人が同居する家で育つ。
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芸能までの道のり
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幼少期・コンプトンの少年時代
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1992年、LA郊外コンプトン地区に生まれる。少年期から地元のグラフィティと
ギャング文化が身近に。 -
親戚の家で聴いたDr. DreやTupacのアルバムに衝撃を受け、ラップを志す。
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高校時代の音楽活動
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14歳で地元ラップクルー「Supa Villainz」に参加、K.Dotの名で
バトルラップ大会に挑戦。 -
2003年、MySpaceにアップしたデモ音源がローカルDJの耳に止まり、
初めてのミックステープ制作を経験。
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インディーズ期からXOへの加入
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2008年、初ミックステープ『Youngest Head Nigga In Charge
(Hub City Threat: Minor of the Year)』を自主リリース。 -
2010年、名門インディレーベル「Top Dawg Entertainment(TDE)」と契約。
徐々に注目を集め、2012年の1stアルバム『good kid, m.A.A.d city』で
メジャーデビュー。
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メジャー成功・グラミー制覇
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2015年、2ndアルバム『To Pimp a Butterfly』発表。ジャズ、ファンク、
ソウルを大胆に融合し、批評家から絶賛。グラミー賞3部門を受賞。 -
2017年、3rdアルバム『DAMN.』を発表。タイトル曲「HUMBLE.」は全米1位を獲得し、2018年度プルリッツァー賞を受賞。ラップアルバムとして初の快挙。
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多彩な活動と社会的影響
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音楽だけでなく、Netflix映画『ブラック・パンサー』の挿入歌監修や、
Nikeとのコラボスニーカーもリリース。 -
公民権運動の歴史を題材にした楽曲や、黒人コミュニティへの寄付活動にも
積極的に取り組む。
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地元の思い出・コンプトンの原風景
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コマーシャルセンター公園
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少年時代、親友らとフリースタイルを披露し合った場所。
後に「Sing About Me, I’m Dying of Thirst」のMVにも登場。
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インガルス・コミュニティセンター
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子どもたちに無料でDJ教室やレコーディングの場を提供していた施設。
ケンドリック自身も中学時代にここで初録音を経験。
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マカ・ドナルド
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地元マクドナルドでスタッ フとして働きながら、夜はビートづくりに励む少年時代。ここでの経験が「Money Trees」の歌詞に反映。
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まとめ
ケンドリック・ラマーは、シングルマザーの下、大家族に育まれながらコンプトンの厳しい現実と豊かなカルチャーに直面。
高校時代に自主制作のミックステープで音楽家としての第一歩を踏み出し、Top Dawg Entertainment入り後は『good kid, m.A.A.d city』『To Pimp a Butterfly』『DAMN.』と
連続して革新的アルバムを発表。
プルリッツァー賞受賞や社会運動への寄与など、単なるヒップホップアーティストにとどまらない、時代の証言者として世界中に影響を与え続けている。
今後のプロジェクトにも要注目――コンプトンの少年が世界の音楽シーンを牽引する軌跡は、
まだまだ終わらない。
豆知識:
ケンドリックのステージネーム「Kendrick Lamar」は本名そのまま。
初期は「K.Dot」でも活動していた。2021年には自身のレーベル「pgLang」を設立し、映画製作やファッションなど
多角的に展開。
口コミ:
「ライブでのエネルギーは圧巻。客席全体がひとつになる瞬間を味わえる」
(LA在住・27歳)「社会問題を真正面から歌詞に落とし込む姿勢が心に刺さる」
(東京・32歳)
ケンドリック・ラマーのこれまでとこれからを、今こそ改めて振り返ろう。
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